UIデザインを行うには多岐にわたる知識が必要です。この記事では、私が実務で役立てているUIデザインに関するサイトやリソースをまとめました。これからUI/UXデザインを独学で勉強しようと考えている方や、スキルを向上させたい方に役立つリンク集です。
UI/UX、WEBデザインの違い
そもそもUI/UX、またはWEBデザインなど、似たような言葉がありますが、違いについてまず説明します。
UIデザイナー
UIデザイナー(ユーザーインターフェースデザイナー)は、インターフェースを設計するデザイナーです。パソコン、スマホ、タッチパネル、あらゆる「デバイス」は対象になります。今の時代では、主に「モバイルアプリ」のデザインをするイメージがあります。
ユーザーが何かの目的を達成するために操作する画面の見た目と使いやすさを設計します。
代表的なアウトプット:ワイヤーフレーム、エンジニアに渡す画面デザイン、プロトタイプなど。
UXデザイナー
UXデザイナー(ユーザーエクスペリエンスデザイナー)は、ユーザーが製品やサービスを使用する際の体験全体を設計します。具体的には、ユーザーリサーチを通じてニーズを把握し、サービスの一連の体験を設計します。UXデザイナーの役割は、ユーザーがどのように感じ、どのように使うかという「体験の質」を向上させることに重点を置いています。
代表的なアウトプット:ユーザー調査報告書、ペルソナ、カスタマージャーニーマップなど。
Webデザイナー
Webデザイナーは、主にウェブサイト全体のデザインを担当します。UIデザイナーと似た作業も行いますが、ウェブサイトの構造、ナビゲーション、コンテンツレイアウトを含めたデザインを手掛ける点で異なります。WebデザイナーはHTML/CSSのコーディング、レスポンシブデザインの知識を持ち、SEO(検索エンジン最適化)やアクセシビリティを考慮したデザインを行うこともあります。
代表的なアウトプット:ウェブページのデザインモックアップ、HTML/CSSコード、レスポンシブデザインレイアウト、スタイルガイドなど。
デザイン四原則
デザインの基礎として知っておくべき4つの原則があります:整列、反復、コントラスト、近接。これらの原則は、視覚的なバランスを取るために重要で、ユーザーが情報を効果的に理解できるようにします。どんなデザイナーであっても、必須となる知識です。
OSプラットフォーム
現在最大となる二つのOSプラットフォーム、Apple社のHuman interface guidelineとGoogle社のMaterial design。UIデザインを行うには絶対必要な知識がたくさん詰まっているバイブルと言っても過言ではないでしょう。
どっちでもかなりのボリュームがありますが、まず興味のあるコンポーネントから読んでみるのは良いかもしれません。
OOUI (オブジェクト指向UIデザイン)
オブジェクト指向UIデザイン(OOUI)は、デザインの一つのアプローチです。UI要素をオブジェクトとして扱い、それぞれのオブジェクトがどのように相互作用するかを考えます。この手法は、ユーザーの操作を直感的にし、システムとの関係をわかりやすくするのに役立ちます。
デザインの心理学
デザインには心理学的な知識も重要です。人間の認知と行動を理解することで、より直感的で魅力的なデザインを作成できます。具体的な事例や理論について学ぶことで、ユーザーの行動を予測し、適切なデザインを提供する手助けとなります。
ツール
UIデザインを進めるうえで、適切なツールの選定は不可欠です。近年ですとFigmaが主流です。
色について
カラーデザインはユーザーの印象や使いやすさに大きく影響します。特にアクセシビリティを考慮した配色が重要です。以下のガイドラインは、誰にでも見やすい色使いを学ぶために役立ちます。
デザインシステムについて
デザインシステムは、効率的で一貫性のあるデザインを維持するためのフレームワークです。以下のリソースは、デザインシステムの構築方法を学ぶのに役立ちます。
まとめ
今回ご紹介したリンクやサイトはいかがでしたでしょうか?独学でUI/UXデザインを学ぶ際に役立てていただければ幸いです。それぞれのリンク先には多くの有益な情報が含まれているので、ぜひ活用してください。