どうも、ヨウソウシです。SONYのカタログなど作っている制作会社でのDTP関連経験、ちょっとした気付きを記事で共有しようと思います。
今回は校正用語「トルツメ」と「トルママ」について説明します。メインにDTPデザインで多く使われる言葉なので、特に新人デザイナーやWEBデザイナーなど、聞き慣れない言葉かもしれませんが、知っておくと便利な言葉です。
トルツメとは?
取って詰めることです。取った(削除した)オブジェの元々存在しているスペースを、アキになり、そのアキに次のオブジェで詰めることです。
トルママとは?
取ってそのままにすることです。取った(削除した)オブジェの元々存在しているスペースを、アキのママ、特に何もしないことです。
「トル」と言われたら?
「トルツメ」「トルママ」どちらでもなく、「トル」だけの校正指示もあるかもしれませんが、この場合はどうすればいいでしょうか?
基本「トル」(削除)という行為は、「トルツメ」か「トルママ」かこの二択になると思います。「トルママ」だと、変なスペースが空いてしまうので、「トル」と言われても、「トルツメ」と考えて良いでしょう。
指示出した人に「ここのトルは、トルツメでいいですよね?」と確認した方が無難でしょう。
具体例
基本DTPで使われている校正用語ですが、今回はWEBページを例にしてみました。例えばyahooのホームページをこんな感じに校正指示を入れたとします。
修正したらこんな感じです。右上のメールアイコンはすでに最後のオブジェなので、トルツメもトルママも結果的に同じことになります。
まとめ
通常の場合は「トルツメ」がほとんどですが、「トルママ」はの場合はイレギュラーで、「あえて削除したスペースを残したい」という感じです。